技術研究

ISEは、製品・サービスの利用者の体験価値の創造に貢献する技術立脚型企業として、さらなる成長を目指して、技術研究を行っています。

自社保有技術に基づく技術研究

ディビジョン活動

ディビジョン活動は、自ら行動し実践するアクティブラーニング方式による全社員参加活動です。ISEが保有する特許技術を題材に12のチームに分かれて技術研究に取り組んでいます。各チームはリーンスタートアップ手法をベースとして、先端技術、新しい知識と知見について考察と実証を繰り返しながら、技術者としての成長およびチームとして掲げた目標の達成を目指して活動しています。

2021年6月から、これまで培った知見をベースに新事業展開に必要な商材開発へ移行するチームと、技術研究をより深化させ将来の独自技術展開に寄与する研究開発チームに分かれ活動を進めています。

商材開発テーマ:

  • 検索インデックスを保管するしくみの設計・実装
  • 設計変更の差分からマニュアルの修正箇所を示すしくみの設計・実装
  • センサー類で感知した異常を通知し処置を促すしくみの設計・実装
  • 出願中特許のUI実装
  • 医療・介護コミュニケーションのためのAI活用基盤構築および教師データの開発
  • センサーで感知したふるまいを作業者に役立つ情報や知識に結びつけるための手法をエンジニアリングする技術の確立
  • 慶應義塾大学との共同研究の袋菓子気体漏れ検出アプリの業務導入を見据えたビジネスメニュー化

技術研究テーマ:

  • ISEの知財戦略に基づくインフラ案の深化
  • 状態管理モデルのプロトタイプ作成による要件検証
  • ISE保有知財、とJIS X 0154、日本臨床知識学会の提示情報の理解
  • 新規事業企画のためのリテラシーの可視化
  • 言語フリーサービスへの要求可視化

AI活用基盤構築及び教師データの開発

公益財団法人神戸国際医療交流財団(神戸市)、神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(神戸市)、株式会社エレクトロスイスジャパンとの共同研究

ISEは、株式会社エレクトロスイスジャパン(神戸市)、公益財団法人神戸国際医療交流財団(神戸市)、神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(神戸市)と、医療及び介護コミュニケーション支援のためのAI活用基盤構築及び教師データの開発しています。

この共同研究は、2021年8月20日に令和3(2021)年度「兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)」(*)に採択されました。

*令和3(2021)年度「兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)」
(外部サイトに移動します)https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr09/ie03_000000002.html

 

Signal Processing技術の応用研究

会津大学との共同研究

ISEは、会津大学(*)(生体医用情報工学講座(**):情報システム学部門部門長:陳 文西 教授)と産業人材育成と産業創成につなげる共同研究を開始しました。
同講座が保有する生体信号モニタリング技術(***)で得られたデータを解析し、共同研究を通じて「生命や健康の現場」に役立つ知識や情報を導く技術の確立を目指します。

*会津大学(外部サイトに移動します)
https://www.u-aizu.ac.jp/
**生体医用情報工学講座(Biomedical Information Engineering Laboratory)(外部サイトに移動します)
http://bitlab.u-aizu.ac.jp/
***本共同研究で活用する生体信号モニタリング技術は、入浴中の心電信号を浴槽内に埋め込んだ複数電極から非接触で計測し、最新アルゴリズムを用いて信号処理とデータ解析を行う技術です。導出された胸部誘導を含んで23誘導の信号を有しており、従来手法より多くの信号をモニタリングできることが特徴です(会津大学特許出願済:特開2018-82893)。

リアルハプティクス技術の実装化

慶應義塾大学ハプティクス研究センターとの共同研究

ISEはリアルハプティクス技術(*)の産業分野での活用をめざし、慶應義塾大学ハプティクス研究センター(**)と共同研究を進めています。リアルハプティクス技術の応用により、エッセンシャルワーク(***)の高付加価値化を図り、社会課題の解決に貢献する技術とソリューションの実用化を目指します。
慶應義塾大学との共同研究の実績一覧

*リアルハプティクス技術:慶應義塾大学ハプティクス研究センターホームページから抜粋
現実の物体や周辺環境との接触情報を双方向で伝送し、力感触を再現する技術。
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュートの大西公平特任教授、理工学部システムデザイン工学科の野崎貴裕専任講師らが開発。
**慶應義塾大学 ハプティクス研究センター(外部サイトに移動します):http://haptics-c.keio.ac.jp/
***エッセンシャルワーク:人々が生活する上で欠かせない業務。医療、介護、接客、設備保守、農林業など、社会生活を支える仕事を指しています。エッセンシャルには「必須の」という意味が込められています。

コミュニケーション技法の技術研究

ハンズフリーデバイスにおけるコミュニケーション技法(大阪大学COデザインセンター)

当社社長の黒田聡は、大阪大学COデザインセンター招へい准教授として、コミュニケーションに関する講義に加え、ハンズフリーデバイスにおけるコミュニケーション技法について研究しています。
研究対象は、設備保全や医療・介護などの現場作業者に対して「必要な情報を、必要なときに、必要な量だけ」もたらす技法です。認知心理学領域において実証的研究が進む連続型テキスト(文字)や混成型テキスト(文字と図)とは異なり、複合型テキスト(ハンズフリーデバイスが提供する情報もこれに準じる)における認知に関する実証研究が少ないため、実装技術と表現術を包含するコミュニケーション技法として開発します。

安全対策実装の阻害要因を緩和する情報共有のしくみの考案及び実証的研究の推進体制の構築(京都大学大学院医学研究科)

当社社長の黒田聡は、京都大学大学院医学研究科の非常勤講師として、健康情報学Ⅰの講義に加え、安全対策実装の阻害要因を緩和する情報共有のしくみの考案及び実証的研究の推進体制の構築について研究しています。
院内業務手順の設計及び文書化を担う臨床工学技士とチームを組んで、コミュニケーション技法、知識の構造化及びウェアラブルデバイスを組み合わせる医療従事者向け情報共有のしくみを考案するとともに、その実効性を確認する実証的研究の推進体制作りに取り組んでいます。